高校生の諸君。
「でも」とか「だって」とか、
言わない大人になってください。
by きゃさりんのアルバイト時代の最初の店長
こんにちは!
きゃさりん・店長です。
アウター:
【PLAN C】ニットコンビネーション
メルトンセーラージャケット
¥201,300 (税込)
カラー/ KHAKI
サイズ/ 36 42
インナー:
【PLAN C】ワイドリブ
トラックジャケット
¥113,300 (税込)
カラー/ BLACK
サイズ/ M
今日は私の高校時代のお話を
しようかなと思います^^
私は当時、ファミリーレストランで
アルバイトしてました。
友達みんなが「バイトたのしいよ!」
と言っていたので
どんなエキサイティングが待ち受けているんだろう!
と気軽に面接へ行ったのですが
社会舐めてました。
ちょっと怖そうだけど
無表情でギャグを言ったりする先生って
いたじゃないですか。
コアというか、超地味~な人気のあるタイプの。
そんな感じの、ちょっと怖めな店長に
面接をしてもらい、
じゃあ何日からお願いします~と
書類にサインをして、
いざ初出勤!
わ!バイトマジむず!!!
まったく楽しくないじゃん!
アルバイトの最初の印象はこれだった。
インナー:
【PLAN C】ワイドリブ
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¥113,300 (税込)
カラー/ BLACK
サイズ/ M
「働く」とはなにか
社会人とはなにか
バイトとはなにか
ということをここで
初めて経験するわけですが、
まず思ったのが、
「メモってちゃんと取らないと
全然できないんだな!」と。(笑)
もう初歩の初歩の
当たり前のことなんですけどね(笑)
勉強ではいつもノートとってるのに、
なんか机に座らないと途端にメモをとらなくなる
人間たちってなんなんでしょうな?
あと、メモ取らなくてもできるタイプの
人間っているじゃないですか。
私、自分、あれだと思ってたら
ぜんぜんそれじゃなくって。(笑)
門外不出の
マニュアルも読み込んだし、
絶対大丈夫だろうと思って
いざ実践してみると
いろんなことが意味わからなさ過ぎて
音がたくさんなるし、
あっちとこっちどっちを優先すればいいかも
わからないし、
店長無表情だけどすごい面白くて、
ちょっとゆるい感じだったので、
説明とかも笑いながら聞いていたんですけど、
それは大いなる油断だった。(笑)
もう、てんやわんやしていたら
店長の威圧感はんぱじゃない!
ごめんなさい~~~
「アルバイトって思ってたのと違う…」
挫折を味わいながら
バックヤードに行くと
みんながたばこ吸いながら
「○○本当つかえねー」とか,
「あいつまじやべ~」とか
がっつりと悪口を言っているじゃないですか!!!
やばい!こわ!私使えないしやばかったしやめたい!
と思ったのですが
バイト先に同い年の
好きな男の子ができたので
私、必死に頑張って使えるようになりました(笑)
覚えてしまえば、たしかに楽しくて
パズルのように客席を埋めて
効率よくレジをさばいたり
料理サーブしたり
キッチンで冗談を言ったりすることに
幸せを見出せるようになってきました。
3か月くらいたったそんなある日、
店長が変わるというのです。
店長は通常5.6人いないと出せない売上を
ホールとキッチン合わせて店長1人でも
ガンガン回して売上をがつがつと、とってしまう
スーパーマンのような人間でした。
しかし、同時にとんでもない人で、
すごく混んで
「洗い物がたくさん~~~!」
と言ったら
「洗い物?ないよ!」
と言って大量の食器をガシャーン!と割って
片づけてしまったり、
使えない人が一緒に働いていると
いらついてゴミ箱をがんがん蹴ったりしていました。
鍵を持っているのは店長だけのチェーン店でしたが、
11時のオープンの店で
12時に現れることもしょっちゅう。
そして堂々と
「夜遅くまでガンダムを見てて寝過ごした」
そんなことを平気で言ってました。
常識では考えられないタイプの人間だったのですが
嘘をつかない真人間であり、
筋はいつも太い一本だけで
整合性のとれない行動や言動が
一切なく豪快で、気持ちの良い人間だなと
思っていました。
ある時、突然
店長があるご新規のお客様の席の前に
ず~~~~~~~っと
立膝ついて話し込んでる。
「え、クレーム?」
「店長なにしてるの?」
1時間経過
「え、、、、店長まじでなにしてるの?」
2時間経過
そのお客さんを帰し、
やっと戻ってきた店長が発した一言が
衝撃的過ぎて
時がたった今も鮮明に覚えています。
「ここはイタリアンレストランなので
席でPCを触る行為を
やめていただいていたんですよ」
と、こう言うのです。
なるほど、確かにイタリアンレストランに来て
パソコンで作業している人なんていないもんな。
でも。。。
私の元バイト先は、みんながみんな100%
「ファミリーレストランだ!」
という場所なんです。
店長曰く、というか多分
会社の方針なんだけども
バイトはおろか、
社員も真に理解していないだろうという
ことだったんだと思うんだけれども、
イタリアンレストランとして
運営をしていきたかったらしかった。
当時、勉強などで利用する方や
仕事でPCを広げている人も多く、
ファミレスはドリンクバーがあるために
長時間滞在に適していて、
そういう行為をすることに
特段違和感を抱かないという方も
多い現状で、
働いている私たちも全然
違和感を感じたことがなかったし、
ファミリーレストラン=仕事や勉強でつかってもOK!
という方程式が成り立っている人が
ほとんどだと思う。
街頭インタビューしたところで
ここがイタリアンレストラン
って答える人は0人だろうね!
というほど定着している事柄なわけだし、
もはや社会常識のようになっていることで。
そんな、一人をどうこうしたところで
覆るはずもない印象というかそれを
たった一人を相手に
2時間以上立膝ついて根気よく
あきらめることなく説得していた店長。
しびれる!!!
私はそのとき、そう思ったんです。
店長は、世直しをしていたんです。
一人で巨大な常識、共通認識という
大きな敵と立膝ついて戦っていたのです!
私もね!
大義、あります!!!
大きな正義のもと、
洋服屋をやっています
もっともっとファッションを!
ファッションを楽しもうぜ!
という大義を!
私も大きな大きな敵と
戦わなければならないフェーズに
さしかかっていると思うんです。
世の中の大部分の方が多分
こう思っています
ファッション=お金
そうではなくて
ファッション=経験
という豊かな感覚へと
変えていきたいなと思っているんです。
そんなことを考えながら、
このブログで
ファッション啓発活動を
行っている次第でございますのです。
みなさんいつも読んでくれて
ありがとうございます泣
そんな店長が、
クルーノートに
残した最後のことば。
今でも忘れません。
高校生の諸君。
「でも」とか「だって」とか、
言わない大人になってください。
そんなこと、
めちゃくちゃいう大人になっちゃった!!!(笑)
以上!きゃさりんのブログでした。
それでは、ばらさ!!!