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Amanojak.Amanojak.

無化の末の秩序
【FRACTION】
26AW PRE ORDER MEETING

 

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。

Amanojak.横田です!


今月のイベントもこれで第4弾

各イベント多くのお客様にご来店いただき
イベント月間にふさわしい??忙しさなのですが

各所で話題になっていて、
顧客様皆様が楽しみにしているであろう
このイベントも開催いたします!!


それがこちら


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Title :

【FRACTION】
26AW PRE ORDER MEETING


Date :
2026 / 3 / 20(Fri.) 〜 2026 / 3 / 29(Sun.)


Place :
Amanojak. 北千住店
(東京都足立区千住中居町18-10)
TEL : 03-4400-2094


Event
今回のイベントでは
26FWシーズンのコレクションを
フルラインナップでご用意して
受注販売会を北千住店、
オンラインストアで開催いたします。

フルラインナップでご用意することで
ブランドのフィロソフィーを存分に
感じてもらいながら
実際にサンプルをご試着いただき、
オーダーを承ります。

また、ボタンのカスタムも承ります。


3/20(Fri.).3/21(Sat.).3/28(Sat.)は
デザイナーの中野皓氏が在店いたします。
ブランドのフィロソフィーや
製作にまつわるエピソード、
素材へのこだわりなどを直接聞ける
貴重な機会となります。

※SNSなどでご覧いただきました商品
お問い合わせでの通販にて
ご購入も可能でございます。
お気軽にご連絡くださいませ。


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若手ブランドながら瞬く間に
Amanojak.でも中核ブランドになった
このブランドですが

まだご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、
まずはブランドのご紹介から。

【FRACTION】



2025SSシーズンからスタートし、

デザイナー中野皓氏が
自身の哲学を元に立ち上げた、
新進気鋭のデザイナーズブランド、
FRACTION (フラクション)

英語で「僅かな、一部」
意味するブランド名には、
社会の中で見過ごされがちな
「隅にいる存在」
「取るに足らないと見なされるもの」
真の価値を見出す
デザイナーの想いが込められています。


世界的モードブランドでの経験を経て、
設立されたFRACTIONの核となるのは、
素材とパターンへの揺るぎないこだわり。


特にレザープロダクトと
テーラードジャケットは、
中野氏の豊富な経験と
アーティザナルな手法が融合した、
FRACTIONの真髄といえるアイテム。


中野氏の信念のもと、
精緻で洗練されたクリエイションを
追求しています。

 

本題となるFRACTION 26AWは
明確なシーズンテーマを設けず


中野氏が2025年11月に芥正彦氏による
『風神雷神図』を観劇したこと。

またそれを起点とし、
かつての中野氏自身を顧みたコレクション。


となっております。


今回もコレクションをご紹介する上で、
中野氏からいただいた文章に対して、
僕が注釈、意訳をしていく方法が
よろしいかと思うので、
その方法を取らせていただきます。




そしてご紹介にあたり
念頭に置いておいていただきたい
キーワードとして

 

史的かつ私的な秩序


があります。
そしてそれを深掘りするなかで
26SSに引き続き


フェティシズム


も外せないキーワードになるのですが
ここで少しだけ注釈を入れされていただくと、

フェティシズムは一般的に
性的嗜好のことを指すことが多いですが、

今回は本来の意味合いである
フランス語の「フェティッシュ(物神、呪物)」に
由来する

特定の対象やその一部を偏愛する態度

を指したほうが
ご理解いただけるかとおもいます。

なのでこちらも念頭に置いていただけると。


ではでは本題に戻りまして、

 

「芥正彦氏の『風神雷神図』は

灰野敬二氏による

強烈なノイズミュージックが

空間を満たす作品で、

前衛的かつ、

残酷な社会への痛烈なメッセージ

を突きつけてくるような舞台ですが、

その観劇体験はかつての自分自身を

思い出させることにもなった。」


と、中野氏は語ります。



まだ何者でもなかったかつての自分。
わずかなイデオロギーと不安を持ち
社会の外側にいるような感覚のなかで、
自分なりの価値観や秩序で生活したいと
模索していた頃の記憶。


だが現実の社会は
そのような存在を簡単には許さない。


それでも多くの人に支えられながら
社会と接点を持ち現在の自分がある。

 

辿り着いた現在の視点から
過去の自分自身を静かに見つめ直し、
社会と接続したまま
自分の内側にある秩序を問い続けること。


その思考の往復のなかで輪郭を帯びていく、
史的でありながら私的でもある秩序


そして、特定の対象に惹きつけられる
フェティシズム的な視点。


FRACTION 26AWは、
そうした思考と記憶の層を折り重ねながら、
力強い輪郭をもって
表現したコレクションです。



「秩序を考察する上で、真っ先に浮かぶのは、
本来の意味を無化するということです。」


と語ります。


ここで注釈。

無化とは一般的に存在、意味、価値、あるいは事柄を
「なかったこと」にすることを指しますが、

今回のコレクションでは本来の用途で使用しない。
または本来の意味合いを無効化すること
とご理解いただけるとよろしいかと思います。


本題に戻りますが、

今回のコレクションで
それらが象徴的に現れているのが、

90年代クラブカルチャーの
象徴とも言えるテクノパンツや
前回に引き続いての
手錠といったモチーフです。


これらは単なる装飾的なディテールではなく、
身体と衣服の関係性に直接触れてくるような

”拘束”

という感覚へのアプローチとして用いられています。


本来であれば非日常的で、
どこか特殊な空間を想起させる
それらの要素を、
あえて日常の衣服の中へと取り込むこと。

それによって生まれるのは、
束縛されているようでいて、
むしろ身体の存在を
強く意識させるような感覚です。


緊張と解放。
制約と自由。


一見すると相反する要素ですが、
その二つが同時に存在する状態こそ、
今回のコレクションを読み解くうえで
重要なポイントになっています。


また素材使いに目を向けても、
FRACTIONらしい強い個性が随所に見られます。

オイルを含み独特の表情を持つホースレザー、

異なる質感のカウレザー、

レザーを思わせる質感のリネン。



それぞれのテキスタイルが
明確な存在感を放っています。


一方で、

ウールカシミヤのビーバーやフリース
ブランドの定番とも言える
洗いをかけたような質感のウールギャバジン

などの柔らかさや落ち感を感じさせる素材。



それに対して
ドスキンやスビンブロードのような
端正で直線的な素材も組み合わせることで、

組成は同様でも
それぞれの質感やフォルムの違いが
より際立つ構成になっています。


そしてFRACTIONを語るうえで欠かせない

テーラードジャケット。



今シーズンも現代の既成服では
ほぼ見ない総毛芯であり、
その精度・完成度が
グッと上がったことも特筆すべき点ですが

中野氏のゆかりの地でもある
奈良・元興寺から
着想を得ているのも面白い点です。



元興寺は、奈良県奈良市にある寺院で、
その起源は飛鳥時代にまでさかのぼり、
奈良時代には南都七大寺のひとつに数えられ
大きな存在感を持っていた寺院です。

残る建物の一部には、
飛鳥時代の瓦が今も使われており、
その歴史的価値の高さから
世界遺産の一部にも登録されています。


途方もない長い時間を経て
なお残り続けるその建築は
厳かで確かな
緊張感を感じさせます。

そうした寺院建築の持つ緊張感や
構造の美しさが、
ショルダーラインに
落とし込まれています。




「今回は狙ったシルエットができたんですよ。」


そう展示会で語ってくださいましたが、
FRACTIONとそのデザイナー中野皓氏という
人物をご存知の方であればある程、
この言葉への強い自信を
感じていただけるかと思います。


またテーラードジャケットと同様に
LOOK公開時からお問合せの多い
アウター類は今回”必ず”
袖を通していただきたい逸品です。

世界的スターDAVID BOWIEが実際に
着用していたトレンチコート


この一着への憧れを投影しつつも
ディテールの引き算と素材の妙によって、
私的表現として昇華されている

BOWIE TRENCH



イギリス海軍発祥とされ、
厚いメルトンで製作されることが本来で
構築的な印象のPEA COATを、

ウールとカシミア混紡の
柔らかなメインテキスタイルとレザーで
どこか退廃的な美しさを内包した一着に仕上げた

KN PEA COAT



すでにブログの中で書いていますが、
今までのFRACTIONの文脈の中にはない


クラッシュパンツや
テクノパンツも今回登場し、
パンツのシルエットはより多彩に。



それに対して前シーズンまでに
ラインナップにあり常に人気の
LOU R JACKET
シャツ類はアップデートされて
今回も登場し、


既にFRACTIONを愛用してくださっている方も
初めて触れると言う方も
楽しめるコレクションになっております。

 

このように背景とアイテムを踏まえて
改めてコレクションを見ていくと、


「無化」


という考え方も
より理解しやすくなると思います。


90年代クラブカルチャーの象徴で
本来軽いナイロンやコットンツイルで
作られるテクノパンツを、
美しくクリーンなドスキンで。


パンクの文脈を持つクラッシュパンツを、
加工をかけレザーのように見えるリネンで。


ミリタリー由来のユーティリティシャツを
フォーマルシャツの要素を取り入れ、
優美でドレッシーなコットンシルクで。



それぞれが本来持っていた文脈や用途を
そのまま引用するのではなく、
あえて本来の用途にそぐわない生地で製作し
別の文脈の中に置き直すことで
意味と印象をずらしていく。


そうすることで、
ミリタリーやフォーマルといった
既存の衣服の役割は解体され、
新しい秩序の中で再構築する。




そしてその先に見えてくるのは、


完全な自由ではなく、

制約の中で成立する自由。


これらは中野氏が思い描く、




平和なユートピアへの
制限のある自由の定義



だと語ります。

 

ここでいう“制限”とは、
単純な抑圧や不自由という意味ではありません。

一見すると相反する、
または矛盾する要素を
その緊張関係ごと成立させる。

そのバランスの上に
成り立つ美しさこそが、
FRACTIONというブランドの
魅力なのだと思います。


 

いかがでしたでしょうか???


僕は一足先に展示会で拝見していますが、
抜群の完成度に
ただただ驚くばかりでした。

決して過剰に主張するわけではないのに、
袖を通したときに
身体の感覚や姿勢までも
変えてしまうような力を持つ服。


その不思議な魅力と力は
今シーズンさらに輝きを増しています。



悔しいですがこの魅力は
写真や文章では伝わりきらないと言うのも
実感しています。

だからこそまずは着てみてほしいと
強く強く願います。

今回のイベントでは最新コレクションを
フルラインナップでご覧いただけます。


素材の質感。

美しいパターン。

袖を通した時の高揚感。


何者にも代えがたい稀有なブランドです。


そして3/20(Fri.).3/21(Sat.).3/28(Sat.)は
デザイナーの中野皓氏が在店いたします。

デザイナー自身がブランドの世界観を
ありありと体現してくれているので、
お話いただければブランドの骨格を、
魅力の一端をご理解いただけると思います。


また遠方の方は通販での対応も可能ですので、
ぜひお気軽にお問合せください。


無化の末に織りなす確かな秩序


その思想と世界観をぜひ店頭で。



皆様のご来店を
デザイナーと共にスタッフ一同
お待ちしております。

 

ではでは失礼します👋

 

(staff:YOKOTA)

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