Rick Owensの不変のスタイルの基盤
コレクションから辿るボトムス特集

パリを代表するモードブランド、
Rick Owens

無二のクリエティブ、
マッシブなデザインワークと
パターンメイキングにより、
1997年のブランド設立以来、
シーンに多大なる影響を及ぼし、
根強いファンを作り出しています。

そんなRick Owensですが、
他には作り出すことのできない
確立されたスタイルを
完成させることが
人気の秘訣の一つ。

そのスタイルの根幹を作り出す、
重要なエレメントがボトムス。

アウター、トップス、
シューズといったカテゴリーも
独自のスタイルを成すうえで
欠かせませんが、
その中でも明確に
可視化されるアイテムが
ボトムスです。

今回の特集ではRick Owensならではの
不変のスタイルを作り上げる
基盤となるボトムスを
定番的なシルエット毎に
過去のコレクション、
スタイリングサンプルと共に
ピックアップ。

TYPE:SLIM JOGGER

裾がリブで
スリムなテーパードをかけた、
ストイックなシャープさの中にも
軽快でストリートライクな
雰囲気を感じさせる、SLIM JOGGER

裾がリブになっていることで
程よいカジュアルさを備えており、
スニーカーとの親和性が
高いことはもちろん、
ブーツインも対応できるという、
スポーティーな仕様と
シルエットに反して
多様なスタイルを叶えます。

股上も浅くも深くもなく、
ぴったりとしない
絶妙なスリムさにより、
トレンドを問わないことも魅力。 

快活でストリートライクな
カジュアルさと
モードなストイックさの間を行く、
普遍的ながらも
Rick Owensの定番的シルエット。

TYPE : WIDE

Rick Owensならではの
構築的なパターンワークが
フルに活きる、WIDE

深い股上から伸びる
ワイドなレッグは
ルーズさを一切感じさせず、
むしろ巨大な建築物のような
力強い佇まいを作り上げています。

裾に溜まるクッションは
妖艶なドレープと
彫刻的なシワによる
立体的な造形を描いており、
グラマラスながらも
マッシブな力強さを演出。

Rick Owensの
ボリューミーなシューズとの相性は
言うまでもなく、
お互いの存在感を
引き立てあいます。

タイトなトップスとの相性も良く、
トレンド感のある
スタイルを作り上げる
基礎となるシルエットです。

TYPE : FLARE

Rick Owensのフェティッシュな
妖艶さを強く表す、
FLARE

程よくタイトな腰周りと
シェイプの効いたモモ周りから、
裾に向かって大胆にフレアする、
グラマラス且つ迫力のある
シルエットです。

アメリカで生まれ育った
リック・オウエンスらしく、
アメリカナイズなフレアジーンズを
彷彿とさせるシルエットで、
彼自身の出自や軌跡を
クリエイティブに
反映させていることも
特徴のシルエットとなっています。

Rick Owensらしい
構築的なシルエットで
エッジィでファッションな
印象を感じさせながらも、
スタイルアップ効果が
抜群であることも特筆的。

象徴的なボリュームシューズや
タイトなトップスとの
相性は言うまでもなく、
トレンド感のある
スタイルを作り上げながらも、
普遍的なアメリカナイズな
デニムの要素を落とし込むことで
エバーグリーンな存在の
シルエットとなっています。

TYPE : SARROUEL

Rick Owensのシルエットの中でも
一層アイコニックな、
SARROUEL

ルーズな股上からもたらされる
リラックス感や
ストリートな印象を引き締める、
急激なテーパードが特徴の
シルエット。

パタンナーから
キャリアをスタートした
リック・オウエンスらしい
巧みなパターンワークにより、
非常に深い腰周りながらも
余計なもたつきがなく
美しく腰にフィットし、
だらしなさや野暮ったさのない
真にルーズな
シルエットとなっています。

裾へのテーパードは
無理のない
スリムなレッグを描いており、
ルーズさの中にも
ストイックさを内包。 

低重心なボトムを
作ることも特徴で、
ルーズで丈感の長い
トップスと合わせることにより、
Rick Owensらしい美しい
縦長なスタイルを実現。

そんならしさのある
スタイルを作ることに
欠かせない
シルエットとなっています。

TYPE : SHORTS

シーズンを問わずに
ショーで多用され、
Rick Owensの
スタイルの核でもある、
SHORTS
 

ショーツの
こなれた印象をそのままに、
Rick Owensのパターンワークによる
美しいフィット感により、
イージーにならないモードな
スタイリングを実現する
シルエットに。 

膝下ほどの
長めのレングスも合わさることで、
ショーツながらも
縦長なフォルムのスタイルを
作ることも特徴。

ゆとりのある
フィット感を活かすことで、
中にレギンスを合わせられることも
可能となっており、
通常のショーツの枠に捉われない
スタイリングを叶えます。

ブーツ、スニーカーと
シューズの相性も問わない、
多様に楽しむことのできる
シルエットです。

それぞれ個性の異なる
多様なシルエットながら、
確固たるスタイルを実現する
基盤となる、
Rick Owensのボトムス。

Rick Owensのボトムは
既に持っているが、
チャレンジしていないシルエットを
試していただくも良し。

まだRick Owensを持っておらず、
どのアイテムから手にするかの
手引きにしていただくも良し。

こちらの特集を参考に
Rick Owensのボトムス選びに
活用いただけたら幸いです。

(written by SHIRAKAWA)